第10回 日本カイロプラクティック科学学会 学術大会に参加してきました!
今回のテーマは「エビデンスに基づく臨床を目指して」、まさしくカイロプラクティックに不足してる”エビデンス”についてでした。
EPIC(エビデンスに基づく、患者中心 の医療専門職間での多業種連携)のケアが国際的なカイロプラクティック業界で重視されてきていることから、今回は「エビデンス(科学的根拠)に基づく臨床」をテーマに開催されました。カイロプラクティック・ケアのエビデンスや日本の医療制度の課題まで幅広いトピックの講演とカイロプラクティックに関係する研究発表が行われました。
エビデンスの確実性は対象者Population、介入Intervention、対照Comparator、アウトカムOutcome(PICO)の形式で作成されるクリニカルクエスチョンに基づき、網羅的に収集された研究知見をまとめることで評価されるなど専門医の発表。
患者と医療者との対話を通じて、科学的な裏づけ(エビデンス)があり、患者にとって真に必要で、かつ副作用の少ない医療(検査、治療、処置)を“賢明に選択”することをめざす、国際的なキャンペーン活動である「Choosing Wisely」についてなどとても有意義で興味深いことばかりでした。
中でも中塚先生の発表にはとても共感いたしました。エビンデンスが重要であることは承知の上で、エビデンスに支配されず、臨床において自分の閃きみたいなものを大切にする。そして、自ら研究し新たなエビデンスをデザインしていく。まさしくこれこそがカイロプラクターに必要であると確信しました!また、姿勢のエビデンスについても同様ですので、姿勢サイエンス協会独自のエビデンスを発表できるように精進して参ります!
代表 木津直昭