30年の臨床を通して感じてきたこと、それは姿勢の悪化がもたらす様々な症状であります。猫背や反り腰になっている人が増加しています。姿勢の変化で「猫背」が起きるということは、単なる胸椎の後湾曲が強くなっただけではなく、反り腰、巻き肩、ストレートネックなど身体の至る部分に連動した変化を与えています。それらは、頭痛・肩こり・腰痛などの不定愁訴の原因にもなっています。

また、街を観察していても、日本人の多くの世代で姿勢の悪化が顕著であります。
容姿的にも見た目のカッコ悪さにも繋がり、日本人のイメージ低下の一因と言っても過言ではありません。

この姿勢というものを根本から研究し、根拠のある正しい姿勢を多くの人に伝えていくために「一般社団法人　姿勢サイエンス協会」を創設いたしました。姿勢の重要性を多くの人たちに伝える有志が集まってくれることを願っております。

2018年　12月吉日

一般社団法人　姿勢サイエンス協会　代表理事　木津直昭